指導方針
個性を活かし、音楽を楽しむ
”ピアノ”と聞くと、少々堅苦しく難しいものだと思う方も少なくないと思います。
”ピアノ”だけに限定せず、”音楽”として捉えていただき、難しいものではなく、自由で楽しいものだと感じ、音楽を自ら楽しむ力を養っていきたいと考えています。
ピアノを弾くだけに留まらず、聴くこと、歌うこと、作ること、書くこと、感じることから想像(創造)力を養い、様々な表現を身につけ、心を豊かにすると共に生活に彩りを添えることを目標としています。
従来のピアノ教室は、”楽譜を読み、ピアノを弾く”という事だけになりがちでしたが、当教室ではソルフェージュは勿論、リトミックや作曲、記譜なども取り入れ、一人ひとりの個性を大切にし、一人ひとりに合ったレッスンを丁寧に優しく行います。
講師歴は大学在学中より約15年。3歳から80歳までの生徒さんの指導経験があり、生徒さんと一緒にピアノを弾き、音楽を楽しみたいと思っています。
脳を活性化し、ワーキングメモリを発達させる
私自身、国立音楽大学音楽教育学部在学中に音楽教育免許を取得し、卒業後に同大学の音楽療法研究員として精神科や認知症疾患医療センターで実践と研究を重ね、多様な音楽の可能性を身をもって体験してきました。
単にピアノを弾くと言っても実際には、目で楽譜を見て情報を脳に伝達し、脳がその情報を理解して身体各部に指令を出し、指をコントロールしてピアノを弾き、イメージ通りの音になっているかを耳で確かめながら聴き、目は次の音符を追いかける作業を瞬時で行います。
手は第二の脳とも言われており、両手の指を複雑に動かし、先を読み、暗記するピアノは、脳の働きを活性化するのに最も最適だと言われています。
脳科学者の澤口俊之先生曰く「ピアノを習っている子は頭がよく、キレにくい。ピアノが上達する子の脳はワーキングメモリ(記憶に関する概念で、情報を一時的に脳内に保ちながら、その情報を操作し利用することを含む一連の記憶の過程を表し、作業記憶、作動記憶とも呼ばれています。例:日常会話・スポーツ・調理など)が発達する。」そうです。
ピアノの練習は、脳のトレーニングとも言えるのです。
ピアノで楽しく脳を活性化しましょう!